開発環境構築(Mac)
Mac上にAndroidアプリの開発環境を構築する方法について解説していきます。

※本テキストは、執筆時点(2014年12月)におけるEclipseでの開発を前提としています。
 Android Studioでの開発ではなく、Eclipseでの開発を学びたい方に向けて作成されたテキストです。

★Eclipse(ADT)のインストール

【動画】Eclipse(ADT)のインストール
※画面右下のアイコンをクリックすると全画面表示になります

Androidアプリ開発するツールであるADT(Android Developer Tool)をインストールします。
まず、ブラウザで下記のURLにアクセスし、「Download the SDK」ボタンをクリックしてください。


次のページで「I have read and agree with the above terms and conditions」のチェックボックスにチェックをし、「Download the SDK ADT Bundle for Mac」をクリックしてください。



ダウンロードが完了したら、Finderで「ダウンロード」フォルダに移動しzipファイルをダブルクリックして解凍してください。



解凍が完了したら、解凍されたフォルダの名前を「ADT」に変更してください。




「ADT」のフォルダを「アプリケーション」フォルダに移動します。



「アプリケーション」フォルダに移動したADTフォルダを開き「eclipse」フォルダの中にはいっているEclipseアイコンをDockに追加しておきます。今後はDockからEclipseを起動させる事ができます。


Eclipseを起動する前にMacの「システム環境設定」→「セキュリティとプライバシー」の設定を変更しておきます。
「セキュリティとプライバシー」の画面の左下のアイコンをクリックして管理者権限のパスワードを入力して変更可の状態にし、「ダウンロードしたアプリケーションの実行許可」を「すべてのアプリケーションを許可」に変更します。



DockからEclipseを起動すると下記のような画面が表示されます。「開く」ボタンをクリックしてください。
※この画面が初回起動時にしか表示されません。


MacにJavaをインストールしていない場合には下記の画面が表示されますので「インストール」ボタンをクリックしてJavaをインストールしてください。


下記のような画面が表示されEclipse(ADT)が起動します。


下記のようにワークスペースの設定画面が表示されますので、「Browse...」ボタンをクリックして任意(※)の場所に設定してください。
※今後、このワークスペースの場所にAndroidアプリのプロジェクトが作成されますので「書類」フォルダや「Doropbox」フォルダなどに「androidworks」などのフォルダを作成してそこにワークスペース設定することをおすすめします。


下記の画面が表示されたら左上の「☓」ボタンをクリックして閉じてください。


下記の画面が表示されたらEclipse(ADT)のインストールは完了です。


Eclipse(ADT)の初期設定

★AndroidSDKのダウンロード

【動画】AndroidSDKのダウンロードについて解説
※画面右下のアイコンをクリックすると全画面表示になります

ADTをインストールした直後は、AndroidSDKは最新のバージョンしかダウンロードされていませんので、旧バージョンのSDKをダウンロードします。下記の画面のとおり「Android SDK Manager」のアイコンをクリックしてください。


「Android SDK Manager」の画面で「New」のテキストリンクをクリックしてください。


ダウンロードされていないSDKを選択した状態になりますので「install XX package...」のボタンをクリックしてください。


ダウンロードが完了するまでかなり時間がかかりますのでしばらくお待ち下さい。(2〜3時間かかる場合があります。)

★エミュレーターの作成

【動画】エミュレーターの作成
※画面右下のアイコンをクリックすると全画面表示になります

PC(Mac)上でAndroidアプリを動作確認するためにエミュレーターを作成します。「ADV Manager」のアイコンをクリックします。

「ADV Manager」の画面にて「New」のボタンをクリックしてください。


次に下記画面のとおり、エミュレーターの情報を設定して「OK」ボタンをクリックしてください。


 ADV Name  Android2.1
 Device  Nexus S (4.0, 480 x 800 dpi) 
 Target  Android 2.1 - API Level 7

「ADV Manager」の一覧画面にてAndroid2.1のエミュレーターが表示されていますので、それを選択し、「Start」ボタンをクリックします。


次の画面のようにエミュレーターが起動する事を確認してください。



これで事前準備は完了です。お疲れさまでした。
この環境でテキストを読み進め講義までに予習しておきましょう。

MacBookPro Retinaディスプレイで開発する方へ

MacBookPro Retinaディスプレイで開発される方へデフォルトではADTはRetinaディスプレイに対応していませんので文字がぼやけた状態になっています。下記の操作をするとRetinaディプレイに対応した画面表示になりますのでご紹介します。

Finderにて「アプリケーション」→「ADT」→「eclipse」を開いてEclipseのアイコンを右クリックして「パッケージの内容を表示」をクリックします。



次にInfo.plistをテキストエディットなどで開き、下記のとおり、ファイルの一番下の部分の</dict>の直前に、黄色網掛けの部分のプログラムコードを入力して保存してください。


Eclipse/info.plist
                </array>
<key>NSHighResolutionCapable</key>
<true/>
</dict>



次に、eclipseのフォルダにもどってもらってEclipseのアイコンを選択してコピー&ペーストしてください。


次に元にあるEclipseのアイコンをゴミ箱に移動して削除し、「Eclipse のコピー」の名前を「Eclipse」に変更してください。



そうすると、ADTがRetinaディスプレイに対応して画面の文字が綺麗に表示するようになります。


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